【証券アナリスト】財務分析ノート22「外貨建項目と外貨建財務諸表の換算」

 それでは実際に例題を解いていきましょう!

問題をそのままコピーすると著作権に触れますので、私が改訂しております。要点は掴めるのでご安心ください。

問題1:海外にある 100 %子会社の財務諸表項目の換算に関する次の記述のうち、正しいものはどれですか?

  1. 資産、負債および利益剰余金は、決算時の為替レート(CR)で換算される
  2. 資本金は、親会社による株式取得時の為替レート(HR)で換算される
  3. すべての収益と費用は、決算時の為替レート(CR)で換算される
  4. 換算によって生じた差額は、為替換算調整勘定として貸借対照表の資産の部または負債の部に計上する。

解説1:正解は②

  • 資産と負債は決算時の為替レート(CR)で換算されるが、親会社による子会社株式取得時の利益剰余金は取得時の為替レート(HR)で換算される。
  • 正しい
  • 収益と費用は、原則として期中平均為替レートで換算される。ただし、決算時の為替レート(CR)による換算も認められている
  • 換算によって生じた差額は、為替換算調整勘定として純資産の部に計上する。

問題2:外貨換算会計に関する次の記述のうち、正しいものはどれですか?

  1. 二取引基準のもとでは、代金決済時に売上高や売上原価が修正されることがある。
  2. 売上債権に関して決算時(決済前)に生じている換算差額は、未実現損益にすぎないために認識しないこととされている。
  3. テンポラル法とは、外貨建てで原価評価されている項目を取引発生時のレートで換算し、外貨建てで時価評価されている項目を決算時のレートで換算する方法である。
  4. 為替換算調整勘定は、在外支店における財務諸表項目の換算からも生じうる。

解説2:正解は③

  1. 二取引基準のもとでは、為替レートの変動に伴う損益は決済に関わる財務的な成果とみなされるため、それが売上高や売上原価に影響を及ぼすことはない。
  2. 暫定的な金額であっても投資家にとって有用でありうるという判断から、決算時のレ ートによる換算差額の損益計上が求められている。
  3. 正しい。
  4. 在外支店における財務諸表項目の換算から生じた換算差額は、すべて為替差損益とし て処理されるため、為替換算調整勘定が生じる余地は残されていない

[jin-sen color=”#f7f7f7″ size=”3px”]

【Re-Arise:資格勉強】では、主に金融系資格の勉強法やまとめノートを発信しております。

金融人や学生に特にお役に立てるよう内容に磨きをかけていきます!

SNSも積極的に活用しているのでよければフォローしてくださると嬉しいです(^^)

1 2
応援励みになります
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる