【元メガバンカー談】銀行員の3つのやりがいと魅力を解説

銀行員のやりがいと魅力

「マイナス金利で銀行は斜陽産業だ」
「金融業界のなかでも銀行は給料が低くてやりがいがない」

一昔前までは煌びやかな仕事として認識されていた銀行ですが、今ではネガティブな声も少なくありません。

しかし、銀行員の仕事にやりがいや魅力がないわけでは決してありません。むしろ今でも経済を支える重要な役割を担っています。

この記事では、銀行員のやりがいと魅力について、メガバンク勤務経験者の意見を踏まえた上でお伝えします。

目次

銀行員のやりがい

はじめに、銀行員のやりがいについてお伝えします。

様々なやりがいがありますが、代表的なものは次の3つです。

銀行員のやりがい
  • 20代から経営者と面談できる
  • 企業課題・経営戦略にアプローチできる
  • 地域経済や社会に影響を与えることができる

20代から経営者と面談できる

銀行が企業に融資する際は、経営トップから直接話を聞き、今後の展望などを見極める必要があります。20代の若者が経営者と話をできるのは、銀行員だからこそです。

経営者もお金を借りる立場なので、対等に話をしてくれます。

  • なぜこの事業を始めたのか
  • 事業成功のカギ
  • 今後のビジョン

など、普通はなかなか聞けないことも銀行員には話してもらえるのです。事業についての想いを熱く語ってくれる経営者も多く、本当に貴重なお話をたくさん聞けます。

銀行は様々な業界の企業と取引をしているので、その業界の裏話やトレンドなどを聞けるのも銀行員の特権です。

面談を重ねるうちに経営者と良好な関係が築けると、資金繰りなど何か困ったことがあった時に真っ先に相談してもらえるようになります。

最初は「◯◯銀行さん」と呼ばれていたのに、いつの間にか「●●くん」と自分の名前で呼んで貰える様になると、経営者に認められた様な気がしてとても嬉しかったですね(懐かしいな〜)

企業課題・経営戦略にアプローチできる

銀行は融資するだけが仕事ではなく、融資先企業の課題や経営戦略にも積極的にアプローチします。

近年は、企業課題として事業承継をあげる企業が多く、銀行員としての専門知識を活かし、少しずつ問題を解消していけるとやりがいを感じます。

銀行は企業に融資するからには、業績を伸ばし滞りなく返済をしてもらわなくてはなりません。しかし、財務状況が良好な企業ばかりではないのも現実です。資金繰りが苦しく、経営難の企業に対しては、銀行員も企業課題に一緒に取組み、経営改善と同時に融資を行うケースもあります。

上司や本部からは、なぜ業績の良くない企業に融資するのかと厳しい指摘も入りますが、何とか稟議をまとめあげ、融資実行まで漕ぎ着けると、経営者からはとても感謝されやりがいを感じられます。

メガバンク時代、銀行員としてその企業の融資案件に関わっているものの「最後はもう必死で、その企業の一員になった気持ちで仕事をしていた」と話す人もいました。銀行には、そのくらい強い想いを持ってできる仕事があります。

企業課題を解決し融資することで、結果的にその企業だけでなく、従業員の生活も守ることができたと実感できると、より一層、銀行員としての仕事が誇らしくなります。

また、経営戦略にアプローチし融資をした結果、担当し始めた頃に比べて、会社の規模が大きくなって、従業員も増えていると感慨深い、と話すメガバンカーもいました。

地域経済や社会に影響を与えることができる

企業が新たな事業を始める時に、銀行は融資することで力を貸します。融資を実行することで地域経済全体の発展に寄与できることは、銀行員としての大きなやりがいです。

実際に私がメガバンクで見た事例としては、商業施設の建設があります。巨額な資金が必要となる商業施設の建設ですが、銀行の融資によってそれが実現します。地域にとっては大きな観光資源となり、観光客も多く訪れるようになって、地域活性化に繋がりました。周辺では、観光客相手の新たな雇用も生まれるなど好循環を生み出した事例です。

また、社会へ影響を与えることができるのも銀行員のやりがいの一つです。自分が融資をした企業の製品を、日常生活で目にした時は「この製品が作れたのは、自分が融資したからだ」と喜びを感じることができ、やりがいを感じます。

更に、特にメガバンクの場合は大企業との取引も多く、億単位の融資が行われることも珍しくありません。私がメガバンクで働いていた時には、大企業のメガソーラー案件に融資することが決定し、その後そのニュースが新聞にも載っていました。

銀行員になると、そのくらい大規模で社会にも影響を与える様な仕事に関わることが出来るのです。

銀行員の魅力

次に、銀行員の魅力についてみていきましょう。

幅広い知識が身に付く

銀行のお客さまは、個人から大企業まで様々です。以前は法人営業、リテール(個人)営業と採用段階からコースが分かれていることもありましたが、近年は法人とリテールの垣根が低くなり、銀行の営業担当者はどちらも経験する可能性があります。

リテール営業の場合、住宅ローンや教育ローン、金融商品など、お客さまのライフプランに合わせた提案が必要となります。結婚のお話を聞けば保険商品を提案したり、退職を迎える方には、投資運用商品を提案したりと、お客さまのために幅広い商品知識が求められます。

実際、多くのお客さまのライフプランを一緒に検討しているので、自分もコツコツと貯金・投資をしっかりしている銀行員が多いです。私自身も、業務を通じて住宅ローンに精通していたので、住宅を購入しローンを組む際、苦労せずに済みました。

また、法人営業の場合、お客さまの業種は飲食から不動産、ITまで本当に様々です。融資をする際にはその企業の業績はもちろん、業界についても理解する必要があるので、自然と幅広い業界の知識を得ることになります。

加えて、銀行員は資格試験も多数受験します。合格しないと携われない業務や、資格を取得しないと昇格できないこともあるので、必死に勉強しなくてはなりません。隔週で提出する通信教育もあるので、銀行員は常に学び続けていると言っても過言ではありません。

銀行員には、毎朝の日経新聞が必須アイテムで、新聞からも知識や情報を得ることが習慣化されています。今後、銀行員を目指す人は、今から日経新聞を読む習慣をつけておくと良いでしょう。

経営者との人脈が形成できる

上記でも述べたように、融資をするには経営者との面談が必須です。経営者の人柄や趣味を把握しておくことも重要で、良好な関係を築く鍵にもなります。信頼関係を築けた経営者からは、他の経営者を紹介してもらえることもあり、人脈をどんどん広げられるのも銀行員の魅力です。

私がメガバンクに勤務していた頃は、その人脈を活かして、国会議員秘書や農家に転職し、成功している先輩がいました。全く違う業界への転職ですが、人脈があるからこそ実現したものだと言えます。

人脈という点においては、同僚との繋がりも銀行員の魅力です。メガバンクの場合、新卒採用で何百倍もの倍率を勝ち抜いた人材が集まっているので、頭がよく仕事ができる人や人として魅力的な人がたくさんいます。

実際、メガバンク時代の同僚に聞いても「銀行員の魅力は、良い同僚にたくさん出会えることだ」という意見が多かったですね。

最後に

今回は銀行員のやりがいと魅力についてお伝えしました。

最近では「銀行は他の金融と比べて給料が低い」「マイナス金利のせいで落ち目の業界だ」と言われています。

確かに、大手証券会社と比較すれば給与水準は高くはありませんし、マイナス金利の影響で収益が悪化しているのも事実です。

しかしそれ以上に、大きなやりがいや魅力が素晴らしい仕事なので、銀行員を目指す方は過度に心配することなく挑戦してください。得るものは大きいはずです。

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