【財務指標】総資本回転率とは?計算・目安を元証券マンが解説

目次

総資本回転率とは

総資本回転率とは、経営の効率性を表す指標であり、総資本(総資産)に対してどのくらいの売上高を計上できたのかを示しています。

A社の資本が10億円、B社の資本が30億円だとしましょう。両社とも100億円の売上を計上した場合、より少ない資本で100億円売り上げているA社の方が効率的に資本を活用していると言えますよね。

総資本回転率とは

総資本回転率:総資本に対してどのくらいの売上高を計上出来たかを示す指標

総資本回転率の計算

総資本回転率の計算式は次の通りです。

総資本回転率の計算式

総資本回転率(回)=売上高÷総資本(総資産)

売上高が100億円、総資本が50億円だとしたら、総資本回転率は2回になります。

ITメガベンチャーであるサイバーエージェントとDeNAの総資本回転率を比較してみましょう。

サイバーエージェントの2020年9月期の売上高は260,611、総資本(総資産)が189,322なので、総資本回転率は1.37倍になります。

出典:サイバーエージェント「有価証券報告書

一方DeNAの20年3月期(本決算時期が異なりますが、同じ1年間での比較です)の売上高が80,257、総資産(総資本)が193,508なので、総資本回転率は0.41倍になります。

出典:DeNA「有価証券報告書」

総資本回転率だけで見るならば、サイバーエージェントの方がDeNAより約3.3倍ほど、資本を効率的に活用していることがわかります。

総資本回転率の目安

業種・業態にもよりますが、一般的に総資本回転率は1.5回以上あると効率的な経営を行っていると言えます。

参考までに、中小企業庁が公表している「中小企業実態基本調査」によると、中小企業の業種別総資本回転率の平均は次の通りです。

出典:e-Stat「中小企業実態基本調査」
応援励みになります
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる