【財務分析】当座比率とは?計算式・目安・注意点を元証券マンが解説

目次

当座比率とは

当座比率とは、経営の安全性を表す指標であり、当座資産と流動負債の比率から算出されます。

流動資産は1年以内に現金化できる資産であり、中でも当座資産は現預金や売掛金など即座に換金できる資産を指します。

当座資産が資金化しやすいことから、当座比率は会社の短期的な支払い能力を表す指標と言われているのです。

当座比率とは

当座比率:当座資産と流動負債の比率から、企業の短期的な支払い能力を見る指標

流動比率のとの違い

同じく経営の安全性を示す指標として、流動比率という指標があります。

流動比率は、流動資産と流動負債の比率から算出される指標であり、当座資産に限らない(棚卸資産など)流動資産全体で流動負債に対する返済能力を表します。

棚卸資産は確かに販売すれば現金化されますが、100%売れる保証はありません。当座資産は棚卸資産等を省いたすぐに現金化できる資産なので、当座比率の方が流動比率より厳しく安全性を表していると言えます。

当座比率の計算

当座比率の計算式は次の通りです。

当座比率の計算式

当座比率(%)=当座資産÷流動資産×100

当座資産が5億円、流動負債が4億円であれば、当座比率は120%(5億円÷4億円×100)になります。

天下の高年収企業、キーエンス様で見てみましょう。

※画像を選ぶとキレイに見えます。

当座資産の合計額が1,106,750、流動負債が75,379なので、当座比率は1,468%(1,106,750÷75,379×100)になります。

先述した通り、当座比率は短期的な債務の返済能力を示す指標です。

キーエンスの場合は借金(流動負債)を14倍に増やしても、すぐに現金化できる資産(当座資産)で返済可能であることを意味しています。

当座比率の目安

業態にもよりますが、一般的に当座比率は150%以上あると安全性が高いと評価されます。

当座比率が100%以上あれば流動負債を当座資産で返済することができます。とは言え必ず帳簿価格で現金化できるとは限らないので、余裕を持って150%程度が安全圏だとされています。

当座比率の目安

当座比率は150%前後が望ましい

当座比率の見方

有価証券の実態を確認する

当座資産の一つである有価証券について注意が必要です。当座資産に含まれている有価証券は売買目的有価証券と言われるもので、言ってしまえば投機的な資産です。

つまり帳簿価格を下回る価格で現金化される可能性があり、支払いに充てる資金として評価するのは不適正であると言われています。

当座資産の中身を確認し、有価証券の占める割合が高い場合には要注意です。

当座比率は高すぎても危険

当座比率は経営の安全性を示す指標とは言え、高ければ訳ではありません。資金を持て余していることを意味するからです。

設備投資や人員拡張に充てれば良いものの、有り余るほどの当座資産を保有しているのは経営の効率性から見ればよくないですよね。

分析対象企業の当座比率が競合他社と比較して極端に高ければ、同時にROEやROAなど経営の効率性を示す指標も分析すると良いでしょう。

当座比率の注意点

有価証券の中身に注意する
当座比率は高すぎても良くない

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