【財務指標】EBITの意味・見方・計算式を元証券マンが解説!

目次

EBITの意味

EBITとは“Earnings Before Interest and Taxes”の略で、日本語では利払前・税引前利益と言われます。

英語がやたら長いので覚えにくいですが、要は会社の利益水準を示す指標です。

純粋な事業利益(会社の本業による儲け)に焦点に当てている指標であるため、財務活動での借入や融資による利息を控除して利益を算出します。

EBITの意味

EBIT:財務活動による影響を除いた、事業活動で発生した利益水準を示す指標

EBITの計算

EBITの意味を確認できたところで、次にEBITの算出方法をみていきましょう。

EBITの計算式

EBIT=税引前当期純利益+支払利息−受取利息
EBIT=経常利益+支払利息−受取利息

※税引前当期純利益と経常利益の使い分けは後述します。

20年3月期トヨタ自動車の決算資料でEBITを算出してみましょう。

出典:トヨタ自動車「決算要旨」

まず税金等調整前当期純利益2,554,607に支払利息32,217を加えます。そして受取利息及び受取配当金の232,870を控除して算出します。

EBITは2,353,954(2,554,607+32,217−232,870)だと求められます。簡単ですね。

EBITの見方

本業による収益をみる

EBITは利益水準を表している指標なので、企業の収益性を確認することができます。

しかし対象企業のEBITだけを絶対的な評価基準として投資判断の材料にするのは安直であり、競合他社と比較して初めてEBITは意味を持ちます。

高い収益力を持つ企業の株式は当然ポジティブに評価されるので、EBITと株価の関係は次のようになります。

EBITと株価

EBITが他社比較の上で高水準 → 株価上昇の材料
EBITが他社比較の上で低水準 → 株価下落の材料

大企業と新興企業で比較分析できる

EBITの良いところは財務活動によるコストを省いて利益を算出する点です。大企業と新興企業とで収益力の比較分析ができるのです。

概ねして新興企業は借入金が多くなり、信用力も大企業に比べて高くないため支払利息が多くなります。大企業はその逆です。

EBITではこのような不平等性を排除しているので、純粋な本業による儲けを基準に分析することができます。

EBITの注意点

EBITでは参照する利益として当期純利益と経常利益の2パターンあります。

損益計算上、当期純利益を算出する過程では、臨時的な収入(特別利益)や支出(特別損失)をも含めることになります。つまり、不動産の売却や長期保有株式売却で売却益(損)をも利益に含めるのです。

事業活動に関係のないこのような売却益(損)まで含めると企業の本業での収益力が測れません。しかし、不動産や株式の売却益(損)は経営陣の投資能力を示すとも言えます、この点は判断が難しいところです。

一方経常利益はこのような臨時的な収支計算の前に算出される利益なので、企業の本業での収益力を測ることができます。面倒なので、EBITでは経常利益を参照することをオススメします。

EBITの参照利益

当期純利益を参照→臨時的な収支も含めた収益をみる
経常利益を参照 →臨時的な収支を除いた収益をみる

個人的には、SBGや光通信など、事業会社でありながら積極的に投資を行っている会社を分析する場合は当期純利益を参照した方が良いと思います。それ以外は経常利益を参照すれば問題ないと思います。

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